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12 17

Written by: 父 トーマス
2006/12/17

サーファーにとって今日から4日間ぐらいはすばらしい日になる予定である。

オアフ島の南側にいいスウェル(うねり)が入ってくるからだ。

今日日曜日は会社の人と仕事先の人の計7人でケワロスというポイントに行った。

私を含め同じ仕事先の2人は始めてのポイントである。

朝7時半にワードセンター近くのビーチに到着。

ビーチから見ると遠くで乗ってるサーファーの頭を超えるサイズの波がひっきりなしに入ってきている。

「これはおおきいすっねー」

と会社の人と話していた。

今日私はショートボードでトライ。この時、先月友達のデュークとダイアモンドヘッドに行ったときのことを思い出していた。
その時は、波がひっきりなしに来るため沖に出れなかったのである。

この時の経験が頭をよぎっていたのだが後から考えるとこれが恐らく失敗の根本の原因だったのだろう。


さてみんな集まったところでちょっとした防壁になっているところから入水。

しばらくパドルして沖に行くとやはり波の勢いが強い。大きい波ではひっくり返されなかなか前に進まない。

この時点で私は入る前にチェックしていたルートに変更した。

波に真正面から行くのではなく右から回り込むと比較的大きな波にぶつかることなく沖にいけるのである。

そもそも沖に出れないということは波の威力が強いのである。

そんなことにも気づかずに沖に出てしまった。

ただ沖とはいっても大きく右から回りこんだので皆のいるであろうところはまだまだ左サイドである。

とりあえず沖に出て一安心の私。うねりはでかい。でもこれぐらいのうねりはダイモンドヘッドで経験済みである。

これが第2番目の失敗。たかをくくっていた。おきでちょっと休んでいると、周りにいた数人が大きい声を上げながらさらに沖へパドルしていく。

ハッっと思いさらに沖を見るとうねりが大きくなっている。もうこの時点でスタートが遅れた。

さらにショートボードのため私のパドルは遅い。そう、もう回避不可能だったのである。

大きなうねりが切りあがり、波が目の前で壁になりはだかった。

1発目真正面でブレイク。正直波の高さは覚えていない。
ただ瞬間的に波の下にもぐらなければいけないことは知っていた。何故かと言うと崩れて落ちてきた波を直撃したら大怪我になる。1メートル四方の水の塊で重さは1トンにもなるらしい。

ただこの時、「このままもぐったら果たして水面に出てこれるんだろうか。」と考えたことを覚えている。

サーフボードとともにもぐったのだがすぐにもまれる。もまれたときは体を小さくして逆らわない。
これは何度となく本で読んでいた。

苦しいとは思わなかった。

そうこうしているうちに水面に浮かんだ。

「ふーぅ」と思い、流されたボード(足と紐でつながっている)をみると、、、

真っ二つ。

「まじかっ!!」

と思ってるやいなや、後ろのほうにいたおっちゃんが

「もうひとつくるぞ!!」

と叫んだのが聞こえた。。そして沖へ振り返るとそれはやってきたのである。

2発目。またもや正面でブレイク。しかも今度はブレイクした瞬間の高さが脳裏に焼きついていた。

見上げるとゆうに天井は越えている。。ボードなしの状態。。。自分の人生では見たこともない波が崩れてきやがったのある。

この瞬間さすがに、、

「俺もうだめかもしんねーなー」

と本気で思った。サーフボードなしの体一つでこんな大波を受けるのは始めてである。

とりあえず頭からもぐる。

このときは結構もまれた。足を打ち、背中にもリーフがあたった。

さらに足についてるリーシュコードが引っ張られるのが最悪。壊れた半欠けのボードが引っ張っているのである。
ただ不思議なことに苦しいとは思わなかった。

そしてなるようになった。

体が浮き始めたのを感じたとき、とりあえず助かったと思った。

すぐさま次のセットがくるかどうかを沖を見て確かめる。とりあえずこないようである。

で、来たルートを戻るように平泳ぎで泳ぎ始めたら足にリーシュコードが引っかかってて泳げない。。

すぐにリーシュコードをはずし、来たルートを泳いで戻り始めた。

ちょっと泳いで大きなうねりが入ってこない場所であることを確認するとどっと安堵がこみ上げる。

「助かったー、、、」

実はこの地点で陸まで結構距離がある。泳ぎにたいした自信があるわけでないがとりあえず溺れることはないであろうと思った。


途中さっきのおっちゃんに「体怪我していないかー?」と聞かれ「大丈夫だよー、ありがとー」と返すが、内心おっちゃんのボードにつかませてもらって一緒に陸へ戻ってくれないかなーと思う。

まあそんな期待とはうらはらにえんえんと泳いで岸へ戻るのだが、最後の難関があった。

今いる場所はカレントに乗っているのである。カレントというのは川の流れのようなもの。
ただ浮かんでいてもカレントの向かう方向に流されてしまう。

幸いこのカレント岸の漁港のほうに流れていた。浮かんでいても多分陸に戻れるのだが、とりあえず脇に抜け出して帰りたい。
でも私の平泳ぎでは流れから抜け出せなかった。

岸近くまで来ると釣りをしてる人や近くにいるサーファーが私に気づいてくれたらしく、一人がショートボードに乗ってロングボードを私のために持ってきてくれた。

ありがとうと声をかけボードにのってみると、思った以上に体力を消耗していた自分にびっくり。

普段なら簡単に座ることができるのだがもう疲れて座るのもままならない。

パドルもなかなか進まなかったが何とか岸までたどり着けた。

このときは本当に皆に感謝。。。肩をとってくれ温かい言葉をかけてくれるみんな(他人なのだが)に本当に感謝。そして無事に陸に上がれたことに感謝。

で怪我はというと、左足のかかとをちょっと深めに切った他、数箇所のキズですんだ。本当に不幸中の幸いであった。

その後車を止めてある場所に帰る途中に、自分の半欠けのボードを手に持って親父さんが駆けつけてくれた。

「残念だが下半分は見つからんかったなー」

そして今自分の手元には上半分だけが残ってます。


壊れたボード 壊れたボード

皆に助けられ家族に心配をずにすんだことに本当に頭が下がる思い。
これからは自分の力量にあった楽しみ方を真にしなければいけなと思うのであります。

で帰るときに仲間うちで

「ボード半分に折れてショックだねー」

とかいっぱい言われたが、正直ほとんどショックではなかった。だって助かったことが本当に自分の中ではうれしかったことだったので。

でそんな境遇の私をかわいそうに思ったのか、一番サーフィンの上手なTさんが

「これ今は使っていないから使ってよ」

と家に立ち寄り私に差し出してくれたショートボード。
Newボード

うーん転んでもサーフィンは続けねばいけません。

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6 comments so far...

Re: サーフィン67回目 - 天国に一番近かった日

自然は怖いね~。私なんかちょっと深い所に行くと足元がヒヤッとするけれどもうあれだけでダメ。もうこれ以上はいけない・・・と思ってしまうもの。。でもまぁ何事も挑戦だけれど足の傷だけてよかったよ。結構痛そうだけどね。海にも性格があると言うらしいよ。。

By トーマスマミー on   2006/12/19

Re:

ほんと心配かけっぱなしの日曜だったねー。いろいろとありがとね。トーマスがサーピンといいながらはしゃいでるのをみると癒されるトーマス父であります。

By トーマス父 on   2006/12/19

Re: サーフィン67回目 - 天国に一番近かった日

きーつけなー

By hontonokokoko on   2006/12/20

Re: サーフィン67回目 - 天国に一番近かった日

きーつけます。

By トーマス父 on   2006/12/20

Re: サーフィン67回目 - 天国に一番近かった日

いやー、あぶなかったねー。助かってよかったよ。まじで。

By やま on   2006/12/23

Re: サーフィン67回目 - 天国に一番近かった日

いやー、まだまだな自分です。。
実はこの日あるサーフボードショップが店のボードをただで乗せてくれるテストライドというイベントをやっていたのだが、その店のボードも4本ほど折られたらしい。
おそるべし。

By トーマス父 on   2006/12/24

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